関西初! 京都にオープンした「回る高級鮨」が只者じゃなかった

NY、ロサンゼルスの店舗でミシュランの星を獲得している「銀座おのでら」が、国内で2店舗目となる回転寿司を7月末、京都にオープン。関西初上陸となる同店、さっそくなかを覗いてみた。

京都にオープンした「廻転鮨 銀座おのでら」(京都市下京区)

■ もはや「高級レストラン」のような店内

店内に入ってまず驚くのは、その独特なアート空間。京都の伝統手法を用いた内装デザインは、数々の受賞歴を持つデザイナーの森田恭通氏によるもので、京都らしい繊細とゴージャスな美しさが感じられる。12メートルのカウンターが奥まで真っ直ぐに貫かれている姿も粋だ。

「廻転鮨 銀座おのでら 京都店」の内装

従来の回転寿司と比べ、高級感があるのでデートにも使えそう。個室には西陣織りの飾りが格子状に飾りつけられ、シックな色合いのソファー席でくつろげる。京都らしく上品さがあり着物も似合いそうなスペースとなっていた。

■ 「本マグロ」は一貫410円〜

そしてやはり気になるのはメニュー。ラインアップには、豊洲仲卸「やま幸」のマグロを使用した「やま幸本マグロ赤身一貫」(410円)や、「既製品が多いなか、ウチはこだわりを持ってやっています」と統括総料理長・坂上暁史さんが自信を見せる「自家製煮穴子」(640円)など、新鮮さが際立つメニューばかり。

「自家製煮穴子」(640円)

また、京都の食材の代名詞でもあるハモを使った「ハモ握り」(480円)や「ウニの食べ比べ」(1880円)など個性派メニューも揃い、30分に一度「メニューに載っていない」ネタも登場するという。

■ エンタメ性の高さにも拍手

また、同店に来たからには「エンタメ性」も堪能したいポイントとなっており、メディア向けの内覧会では大間で一本釣りされた天然マグロが目の前で鮮やかに捌かれた。「東京では豊洲(卸売市場)がありますが、これは京都ではなかなか見られない光景だと思います。できれば年に何度かここで解体ショーをやりたいですね」と、代表の長尾真司さんは話す。

解体ショーは今後定期的におこなっていきたいとのこと

また、厨房は窓型のオープン仕様となっており、職人たちが寿司をにぎる姿が見えるほか、寿司がレーンに流れるたびに「最高の大トロ、お届けします!」という威勢のよい声は食欲をさらにかき立ててくれる。ノリのよい料理長のマイクパフォーマンスも必見だ。

「廻転鮨 銀座おのでら 京都店」(京都市下京区)の営業時間は朝10時30分〜夜10時30分まで。8月11日までは『大特価祭り』も開催される。

取材・文・写真/Hinata

廻転鮨 銀座おのでら 京都店

住所:都市下京区順風町305 四条河原町ビル1F
営業:10:30〜22:30(最終入店21:30/ラストオーダー22:00)

© 株式会社京阪神エルマガジン社