暑い日が続く夏。怖いアニメを見てヒヤっとしてみるのはいかがでしょうか。今回は、ゾクッとできるホラーアニメ３つをご紹介します。
『墓場鬼太郎』：『ゲゲゲの鬼太郎』よりも怖い…！
DVD『墓場鬼太郎 第一集』（角川エンタテインメント）
昨年生誕100周年を迎えた水木しげる先生の代表作といえば『ゲゲゲの鬼太郎』。人間味あふれる個性的な妖怪たちが登場する子供向けアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』では、人間と妖怪のハーフである鬼太郎が、人間と妖怪が仲良く暮らせるように働きかけてくれます。そんなヒーロー感のある鬼太郎は、元々は『墓場鬼太郎』という暗い雰囲気の作品から生まれました。
『墓場鬼太郎』は、昭和30年代のまだ戦後間もない日本が舞台。幽霊族最後の生き残りであった鬼太郎の母は、鬼太郎を妊娠したまま亡くなってしまいます。しかし鬼太郎は、母の墓場から1人で這い出てきました……。
本作に登場する鬼太郎は金儲けに腐心したり、復讐に狂ったりと、暗く薄気味悪い子どもとして描かれています。『ゲゲゲの鬼太郎』の鬼太郎とは驚くほどに似ていません。しかし『ゲゲゲの鬼太郎』よりも露骨に人間の陰湿な心が描かれている『墓場鬼太郎』は、じっとりとした暑苦しい夏の夜にピッタリなのではないでしょうか。
『ひぐらしのなく頃に』：可愛いさに騙されるな！ギャップが恐怖
Blu-ray『TVアニメ化10周年記念 ひぐらしのなく頃に 全話いっき見ブルーレイ』（Frontier Works Inc.）
『ひぐらしのなく頃に』はゲームが原作で、コミック・アニメ・WEBラジオなど様々な媒体で展開されているメディアミックス作品です。2006年にアニメ化されて以降多くのファンから愛され続け、いまやサイコホラーの定番とも言える作品に。
ストーリーは、昭和58年の架空の村・雛見沢村で毎年起こる不可解な連続怪死事件や、雛見沢村に残る村の因習を題材としています。萌え系のビジュアルからかわいいキャラクターたちの楽しい日常生活が繰り広げられるのかと思いきや、一転して恐ろしい事件やグロテスクな惨劇シーンが……。そのギャップにより、一気に作品に引き込まれてしまいます。
ストーリーを構成する「編」によって加害者や被害者が変わるタイムリープものとしての側面もあり、多くの謎が生み出すサスペンスホラーからはひと時も目が離せません。突如始まる惨劇の連鎖にハラハラすること間違いなしです。
『闇芝居』：木津つばさら2.5次元俳優が声の出演。ドラマ化も
DVD『闇芝居』（株式会社オールイン エンタテインメント）
『闇芝居』は2013年から放送を開始し、今夏十一期目に突入した人気の本格ホラーアニメ。身の回りの怪奇な都市伝説をテーマにしており、1話5分ほどのショートストーリーで展開されます。
現代ではあまり見なくなった昭和感あふれる紙芝居に、デジタル技術が加わった独特な雰囲気が漂う同作は、まさに新感覚アニメーションと言えるのではないでしょうか。
『闇芝居』では都市伝説をはじめ、幽霊・呪いなど様々なテイストの話を見ることができます。シーズンごとに共通のテーマが設定されており、十一期のテーマは「再」です。1話が短いため、飽きることなく見続けられますよ。
また、声優には木津つばささんや平野良さん、村井良大さん、君沢ユウキさんらが2.5次元舞台で活躍する方々が名を連ねており、2020年には『闇芝居（生）』としてドラマ化もしています。
Blu-ray BOX『闇芝居(生) 』（Happinet）
サクッと恐怖体験を味わいたい人や、ホラーアニメ初心者の人にもおすすめの作品です。あなたが勧めたい“ホラーアニメ”は何ですか？
この夏は日本に伝わる薄気味悪い都市伝説に触れて、濃厚な恐怖体験を味わってみましょう。
■『ひぐらし』第2話の感想と考察は？まさかの展開に驚愕「騙された…！」リメイクだと思ってたかな？かな？https://numan.tokyo/anime/HahBB/
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