二宮和也 手作りの模型や手描きのイラストにこだわるデザイナー姿 「アナログ」場面写真

2023年10月6日より劇場公開される、ビートたけしの同名恋愛小説の映画化作「アナログ」から、手作りの模型や手描きのイラストにこだわるデザイナーの悟(二宮和也)を捉えた、新たな場面写真が公開された。

ヒロインのみゆきにいちずな思いを寄せる悟は、優しいたたずまいでありながら、人一倍手作りの温もりを大切にするこだわりの強いキャラクターだ。朝起きると飼っている魚にエサをやり、窓から差し込む柔らかな日の光に目を細める。部屋は雑誌や模型、工具などにあふれ、デザインという仕事への愛着がうかがえる。キッチンでは、焼き魚、みそ汁、納豆など、手際よく朝食を作り、顔をほころばせながらご飯に舌鼓をうつ。またキッチンに置かれた小さなプランターでは、いくつかの葉物野菜を栽培し、漬物を自作で漬けている。

性格は仕事ぶりにも表れている。悟が手掛ける建築物のデザインは、グラフィックではなく模型を作り、デザインイラストも自ら鉛筆で線を描き、水彩で色を付けるというこだわりを見せる。みゆきとの出会いの場となった喫茶店「ピアノ」も悟がデザインを手がけた店舗であり、こだわり抜いた店内の装飾品にみゆきが気づいてくれたことがきっかけで、2人は関係を深めていく。

みゆきを演じた波瑠は二宮が演じた悟について、「二宮さんだからこの悟のキャラクターがうまくいったというか、嘘に見えないんです。二宮さん自身の魅力が悟という人物にすごく自然に流れ込んでいるようなところがありました。でも、二宮さんが狙っているのか、狙わずにそうなっているのかが分からないっていう。だからすごいなと思うばかりですね」とコメントを送っている。

「アナログ」は、携帯電話で気軽に連絡が取れる現代に、「会うこと」を大切にする“アナログ”な価値観を持つ男女の恋愛を通じて、いつの時代も変わらない愛の原点である「好きな人にただ会える喜び」を描き出した作品。主人公の水島悟を演じるのは二宮和也。ヒロインのみゆきを波瑠が演じる。監督を務めるのは、「ホテルビーナス」「鳩の撃退法」などのタカハタ秀太。脚本は、「あゝ、荒野 前編・後編」「宮本から君へ」「MOTHER マザー」などの港岳彦が担当している。

【作品情報】
アナログ
2023年10月6日(金) 全国ロードショー
配給:東宝 アスミック・エース
©︎2023「アナログ」製作委員会 ©︎T.N GON Co., Ltd.

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