建設の仕事、女子高生に説明 山形でツアー、食事交流も

女性技術者が建設現場の仕事を紹介した「けんせつ女子ツアー」=山形市

 建設業に興味を持つ女子高生などを対象にした「けんせつ女子ツアー」が2日、山形市の馬見ケ崎川河川改修工事現場などで開かれた。現場で活躍中の女性技術者が業務内容を紹介し、参加者が仕事への理解を深めた。

 建設業界への女性進出を推進しようと、県と県建設業協会が開催した。県内4高校の10人が参加し、村山地方の建設現場2カ所を見学した。山形市七浦では河川改修工事を請け負う渋谷建設(山形市)の鈴木紀花主任(23)が作業内容を説明した。

 ドローンを使った測量など、情報通信技術(ICT)施工を実演し、女性が働きやすい職場環境や仕事の魅力を伝えた。村山産業高3年深瀬和華さん(17)は「なかなか見ることのできない場所を見学でき、技術の進化も知ることができた」と話していた。

 この日は女性技術者と女子生徒が食事をしながら意見交換する「けんせつ女子カフェ」も開催。県立産業技術短期大学校の女子学生も参加し交流した。

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