消防がSNSに「救急車がコンビニなどに立ち寄り、飲料水を購入する場合があります」と投稿 その理由は?消防に聞いてみた 背景には熱中症で2倍以上に急増する出動件数

2日、名古屋市消防局の公式SNSの投稿が大きな反響を呼んでいます。

【重要なお知らせ】
連続的な救急出動により、救急隊員が休憩時間を確保できない状況が発生しています。隊員の熱中症予防と体力回復のため、救急車がコンビニなどに立ち寄り、飲料水を購入する場合があります。出動態勢は維持し、指令があれば迅速に出動します。
ご理解とご協力をお願いします。

投稿には2日の正午時点で、7万件以上の「いいね」が。名古屋市消防局がこのような投稿をするのは、ことしが初めてではないとのこと。

なぜこのような投稿をしたのか?「消防車でコンビニに寄るな」など市民からクレームが届いているのでは?などと疑問に思い、救急課に聞いてみました。

(名古屋市消防局救急課)
「今年度『なんで休憩しているの』などのクレームや問い合わせが入ったわけではありません」

とのこと。では、投稿した理由を聞くと。

(名古屋市消防局救急課)
「出動件数は去年7月の「374件」に比べて、ことしは倍以上の「777件」(速報値)に急増している。休む暇なく指令が入るため、救急隊員がお昼ご飯を夕方に食べることもある。安心安全な救急活動をするために、まずは救急隊員の体調を万全な状態にすることが大切と考え、事前に広報して市民に理解をしてもらいたかった」

投稿に対するコメントは、
「猛暑の中ありがとうございます」
「(コンビニに)寄っているからサボっているとは微塵も思いませんので、体を大事にしてください」
「アイスクリームとかも食べてください!」
「お世話にならないよう気をつけて生活します」
などあたたかい言葉が並んでいました。

© CBCテレビ