名古屋“ぼったくり”実は被害者の4割が「愛知県外からの客」数百万円請求も…旅行や帰省時に注意!被害にあわないための3つのポイント

3日午後、名古屋・中区のホテルに掲示されたのは、「ぼったくり続発」と書かれたポスターです。

このホテルがある中区の歓楽街・錦三丁目などの栄エリアでは、飲食店における「ぼったくり被害」が多発しています。警察によりますと、このエリアでことし1月から6月までのぼったくり被害相談件数は74件。

中にはキャバクラでの2時間半の飲食で760万円を請求され、実際に払ったという事例も確認されています。被害に遭った50代の男性は客引きに「安くしますよ、もう一軒どうすか?」と声をかけられ、料金の説明を受けずに店に入ったということです。

74件の被害相談のうち4割は「県外」からの客でした。夏休み期間は県外からの旅行客や帰省客が増えるため、警察は滞在先となるホテルにポスターを貼ることで県外の客もぼったくり被害から守りたい考えです。では被害に遭わないために心掛けるべきことは。

中警察署の生活安全課 加藤圭介課長は「ぼったくり被害に遭わないために行うべき3つのこと」として以下のポイントを挙げています。

①「客引きは絶対に利用しない」
②「店を確認する」愛知県警はHPなどでぼったくり被害が確認された店を公表。
③「料金システムを確認する」

警察は「お住まいの地域の常識は旅先では通用しないこともあり、必ず料金は確認してから注文してほしい」と呼びかけています。警察は引き続き繁華街に近いホテルなどにポスターを掲示するよう協力を求めていくということです。

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