スパーズがU-20アルゼンチン代表FWベリス獲得に接近…国内期待の生粋のCF

[写真:Getty Images]

トッテナムがロサリオ・セントラルのU-20アルゼンチン代表FWアレホ・ベリス(19)の獲得に近づいているようだ。

バイエルン行きが取り沙汰されるイングランド代表FWハリー・ケインの去就とは別に、前線の高年齢化が指摘されるトッテナム。クラブ内にはアイルランド代表FWトロイ・パロット、U-20イングランド代表FWデーン・スカーレットという有望株2人もいるが、今後に向けて20歳前後の若手ストライカーを確保したいところだ。

そういった中、ここ最近ミランやノッティンガム・フォレストらの関心が取り沙汰されていたU-20アルゼンチン代表FWの獲得の可能性が急浮上している。

アルゼンチン国内の情報に精通するジャーナリストのセサル・ルイス・メルロ氏や国内外の複数ソースは、トッテナムがベリスの獲得に迫っていると報じている。

一連の報道によると、トッテナムは1200万ポンド(約21億8000万円)程度の公式オファーを掲示。クラブ間の交渉および、個人間での交渉を深い段階まで進めているという。

また、ロサリオ・セントラルは基本的に売却を容認する構えだが、レンタルの形でレギュラーシーズンが終了する年末まで同選手をチームに残したい考えだという。

ベリスは 身長186cmを誇る大型ストライカーで、今シーズンはプリメーラ・ディビシオン(アルゼンチン1部)で23試合に出場し、11ゴールを記録。5月にはU-20アルゼンチン代表の一員としてU-20ワールドカップ(W杯)に参戦し、、3ゴールを挙げる活躍を見せた。

これまで多くの屈強なセンターフォワードを輩出してきたアルゼンチンらしい生粋の点取り屋で、強靭なフィジカルと闘争心、ゴールへの執着心を全面に押し出したプレースタイルの持ち主だ。

パワフル且つテクニカルな右足のシュート、体幹や首の強さを生かしたヘディングでゴールを量産し、肉弾戦を厭わないボールキープやポストワークにも定評がある。

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