新型コロナ感染者、9週連続増 昨冬のピーク時に匹敵 入院患者、重症者も前週上回る

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 兵庫県は3日、県内の医療機関199カ所から7月24~30日の1週間に報告があった新型コロナウイルス感染者は2795人で、1カ所平均14.05人だったと発表した。前週(17~23日)の2502人、平均12.57人の1.12倍となり、9週連続で増加した。

 国が示す昨年10月~5月分の参考値では、その間に県で最多だった12月19~25日の14.19人に匹敵し、第8波のピーク並みになったとみられる。ただ前週比の増加割合は、7月上旬の1.43倍から3週連続で緩和している。

 政令・中核市の定点当たりでは、神戸市=11.21人▽姫路市=15.32人▽尼崎市=10.80人▽西宮市=8.79人▽明石市=10.45人。県健康福祉事務所では中播磨が最多の29.00人で、芦屋を除く全11カ所で10人以上となった。

 3日午前0時時点で、入院患者は前週から31人増えて729人となり、重症者は4人増の22人だった。 (井川朋宏)

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