直ぐ動き、結果を出す! 子どもを産み育てやすい環境整備を 愛知県議会議員 自民党 平松としひで氏インタビュー(PR)

大学で情報通信工学を学び、理系から政治家の道に入った平松としひで(ひらまつ・としひで)さん。衆議院議員の秘書を20年間務め、愛知県議会議員に当選してからも「直ぐ動き、結果を出す!」を信条に、丁寧な活動を心掛けているといいます。

今回は平松さんに政治家としての信条や議員として取り組みたい具体的な政策についてお話を伺いました。

理系から政治の道に

選挙ドットコム編集部(以下、編集部):

政治にはどのような経緯で関わるようになったのですか。

平松としひで氏(以下、平松氏):

元々、大学・大学院で情報通信工学を学んでいました。大学院を中退し通信工事の会社を起業して2年ほど経った頃、元請会社の専務さんとの歓談の場で突然、「君のリーダーシップとハングリー精神は、政治の道で活かすべきだ」と勧められたのが最初のきっかけです。やっと仕事が順調に回り始めたタイミングで思いも寄らない言葉に驚いたのですが、大学の恩師(愛知工業大学の後藤泰之・現学長)に相談すると、「理系から政治を志す人は少ない。活躍してほしい」と背中を押されました。当時、政治にド素人でしたが、一念発起し、地元の江﨑鐵磨衆議院議員の門を叩きました。

編集部:

県議会議員に立候補したきっかけは。

平松氏:

転機は2018年、地元選出の自民党県議が秘書を殴る事件が起きたことでした。その議員の離党に伴い、自民党は候補者を出すことになったのですが、当該の議員が辞職しなかったため、「公認を得ても現職には勝てない」という空気が広がり、立候補する候補者が現れなかったのです。私には以前から「県議でしか出来ない仕事は多い。地元の課題解決に汗をかきたい」との思いが強く、立候補を決意しました。

編集部:

よく決断しましたね。

平松氏:

自民党に限らず、多くの新人は引退する議員や支援団体から後継指名を受け、地盤を受け継いで選挙に臨みます。

しかし私の場合、誰も引退しないところに割り込む形で立候補となり、厳しい道となりました。選挙終盤でも報道各社からは劣勢が伝えられ、心が折れそうでしたが、支援者の懸命の後押しもあり、当選することができました。

編集部:

政治家としてどんな姿勢で活動されているのですか。

平松氏:

私のキャッチコピーは「直ぐ動く!結果を出す!」です。支援者からは「あんたは私たちが頼んだことにすぐ動いてくれる」「他の議員に頼んでも出来なかったことが、平松君に頼んでみたら実現できた」と言われることが多かったように思います。

地域の困りごとについて、議員を通じて行政に訴えても、予算の都合で実施できないことが多かったのでしょう。誰もさぼっているつもりはないのでしょうが、役所に相談して難しければそれ以上、無理はしないくらいの感覚だったのかもしれません。

しかし、冷静に考えてみれば、議員としては当たり前のことをしただけで、自慢することではないのですが。

これは、衆院議員秘書時代の教えの一つに「相談に来た人を適当にあしらうな。相手は家族・友人・地域の有力者などに相談しても解決できず、勇気を出して相談に来ている」と教わったことがあったからだと思います。

子どもを産み育てやすい環境づくりを

編集部:

県議会議員として今、どのような課題に取り組んでいますか。

平松氏:

まずは、子どもを産み育てやすい環境を整えることです。

具体的な政策の一つに「公立高校の学校給食導入」があります。現在、小・中学校や夜間定時制高校、特別支援学校では学校給食が提供されているのですが、全日制高校では提供されていません。それは学校給食法で規定がないからで、全国的にも全日制高校での給食導入事例はわずかです。

仮に公立高校で学校給食が導入できれば、保護者の負担を軽減できますし、成長期の高校生にしっかりと管理された栄養バランスの取れる給食を食べてもらうことができます。子どもの貧困対策にもつながり、家庭のネグレクトから守ることもできると考えます。

もう一つは、「学校体育館のエアコン導入」です。

公立学校の体育館は、教育の場であると同時に、多くが災害対策基本法に基づき、巨大地震や水害などが発生した場合の避難場所となります。

ところが現状ではエアコンが付いていません。真夏であればあまりの暑さにサウナ状態となってしまい、ご高齢の方には熱中症の危険が付きまといます。電気・ガス・水道などのインフラが寸断した状況でも、避難所としての役割を発揮できるよう、避難所としての環境整備を訴えています。

体育館は日頃、児童生徒の授業や部活動、地域住民のコミュニティー活動の場として必要である上、大規模災害時には避難所としての役割を果たすことから、空調の整備が極めて重要です。

今後、災害時でも空調が使えるよう、電気や都市ガスと比較して災害時に強いLPガス方式による電源自立型エアコンの設置を目指します。

併せて、「ペット同伴」の避難所の設置も必要だと考えています。今やペットは家族同様の扱いになっている家庭が多い状況です。東日本大震災の発生時には、避難所にペットを連れて避難することができませんでした。

国の推計では犬・猫を合わせると国内に1800万頭以上のペットが飼育されていると報告されています。「日本一ペットに優しい愛知県」を目指します

編集部:

その他には。

平松氏:

企業誘致を進め、自治体として税収を上げることを目指していきます。

地元の愛知県一宮市は2021年、一般の市よりも権限が大きい「中核市」に移行したのですが、それに伴って福祉・保健サービスを自前の予算で提供することになりました。

それ以前は、財政的に潤沢な愛知県が予算を付けていたのですが、財政力の違いもあって、市としては愛知県同様のサービスの提供が厳しくなってしまったのです。

税収を上げるためには、企業誘致を進めること。雇用も拡大し、人口減少にも歯止めをかけることができます。それが経済を回すことにつながります。

編集部:

最後に、趣味や休日のリフレッシュ方法を教えてください。

平松氏:

小学校6年生と中学校3年生の子がいます。子どもたちの笑顔を見るのが私の余暇の楽しみですね。あとは「奥さん孝行」にも努めています(笑)。

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