原燃の関連会社で個人情報漏れか 施設へ入るため必要な1万人分

 日本原燃(青森県六ケ所村)は3日、使用済み核燃料再処理工場などの保守作業を担う関連会社「ジェイテック」(同村)のパソコンに不正アクセスがあり、施設へ入るために必要な個人情報約1万人分が漏えいした可能性があると発表した。現時点で被害の報告はないとしている。

 原燃によると、対象者は2003年11月から今年2月18日までにジェイテックに在籍した従業員と、この期間に同社が受発注した工事に関わった取引先の関係者。情報には住所や電話番号、身分証のコピーなどが含まれる。仮に第三者が入手しても、施設へ不正に入ることはできないという。

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