ガソリン「来週も値上がり予想」2008年以来の水準に値上げ…お盆休み前に打撃

レギュラーガソリンの全国平均価格が11週連続で値上がりしました。15年ぶりの高値水準です。

(ガソリンスタンドの客)
「高いんじゃない。痛いけど仕方が無いよね」

資源エネルギー庁によりますと、7月31日時点のレギュラーガソリンの全国平均価格は、前の週と比べて1円90銭高い、1リットルあたり176円70銭で、11週連続の値上がりとなりました。176円台を記録したのは、2008年以来およそ15年ぶりで、政府が石油の元売り会社に支給しているガソリン補助金を段階的に縮小していることが主な要因となっています。

3日、名古屋市内でもレギュラーガソリンの価格を170円台に設定している店が多く見られました。

(タカラ石油 平野由次所長)
「これ以上価格が上がると皆さんガソリンを控えると思う」

名古屋市中区にあるこちらのガソリンスタンドでは、少しでも安く提供しようとレギュラーガソリンを1リットルあたり168円に設定。

企業努力でなんとか160円台に抑えているものの、少しずつ影響が…

(タカラ石油 平野由次所長)
「金額を決めて入れたり量を設定したりして満タンにしない人が徐々に増えてきた」

お客さんの反応は…

(ガソリンスタンドの客)
「満タンでとは言いにくい。4000円まで」「これだけ高いとガソリンのいらない電気自動車などに変えないといけない」

ガソリンの平均価格を調査した石油情報センターによりますと「来週もガソリン価格は値上がりする予想」ということで、高値の状態はまだ続きそうです。

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