池井戸ドラマが見事にハマった中村倫也

俳優の中村倫也が主演を務めるテレビ朝日系木曜ドラマ「ハヤブサ消防団」(午後9時)の第3話が3日夜に放送される。

同作は、ベストセラー作家・池井戸潤氏の同名小説が原作。亡き父の故郷であるハヤブサに移住したスランプ気味のミステリー作家・三馬太郎(中村)が、地元の消防団に加入したことを機に集落の奥底にうごめく巨大な陰謀に突き当たって行く。

平均世帯視聴率は初回が10.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)、第3話が9.4%。そして、初回は見逃し配信の再生回数が、20日間で320万回を突破(ビデオリサーチにて算出/7月13日~8月1日)、第2話は13日間で再生回数240万回を記録(ビデオリサーチにて算出/7月20日~8月1日)。2話連続で再生回数200万回超えを達成している。

迎える第3話は、町おこしドラマ企画を通じて太郎と立木彩(川口春奈)は接近するが、彩は太郎に平然と“ある嘘”をつく。そんな中、東京から太郎の担当編集者・中山田洋(山本耕史)が訪問。太郎と山奥の渓流まで釣りに出かけるが、道に迷ってハヤブサの〝深い闇〟にハマってしまうというストーリー。徐々に盛り上がりそうだ。

「これまでの池井戸作品といえば、いずれもTBS系で放送された『半沢直樹』や『下町ロケット』など主人公たちが情熱を持って仕事に全力投球するドラマで、やや暑苦しいと感じる視聴者も少なくなかったはず。しかし、今作で中村が演じる太郎は一線引いた感じで、中村が演じることにより見事にハマった。池井戸作品に見慣れた視聴者にとっては新鮮だっただろうし、田舎にありがちな人間関係などがよく描写されている」(芸能記者)

中村といえば、今年3月に日本テレビの水卜麻美アナと結婚。結婚後、初の主演連続ドラマとなったが、ハマリ役をゲット。水卜アナも喜んでいるはずだ。

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