初代「黄金の顔」、約30年ぶりに万博記念公園で常設展示

1970年の『日本万国博覧会』(大阪万博)当時に「太陽の塔」の頂部に設置されていた「黄金の顔」が、8月11日より「万博記念公園」(大阪府吹田市)で約30年ぶりに常設展示される。

「黄金の顔」の展示イメージ

大阪府によると、2025年の『大阪万博』に向けて同公園内にある「EXPO’70」に別館を増設し、初代「黄金の顔」をはじめ、映像で当時を体感できるゾーンなどを新たに設置するという。

初代の「黄金の顔」は直径10.6m。スチールに亜鉛メッキをほどこした鋼板に、当時の最新技術「塩化ビニール製マーキングフィルム」が貼られており、正面から立てた状態で観覧できる。

当時の「黄金の顔」は風雨による劣化のおそれがあったため、1992年の改修工事で取り外された。現在は2代目となり、ステンレス鋼版に同じフィルムを貼られているという。

また施設増設に伴い、8月11日より入館料が一般500円(現行:210円)に変更となる。開館時間は朝10時〜夕方5時(入園は夕方4時30分まで)。休館日は水曜日。

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