上田綺世のフェイエノールト移籍が正式決定! クラブOB小野伸二が特別メッセージ

[写真:Getty Images]

フェイエノールトは3日、セルクル・ブルージュから日本代表FW上田綺世(24)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2028年6月30日までの5年となる。

【動画】加入に際してクラブOB小野伸二がスペシャルメッセージ

なお、今回の加入に際しては日本人選手として初めてフェイエノールトに加入し、UEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)優勝などのタイトル獲得に貢献した小野伸二(北海道コンサドーレ札幌)が古巣の要請を受け、宮市亮(横浜F・マリノス)に続く2人目の後輩に特別なメッセージを送っている。

「フェイエノールトというオランダで素晴らしい歴史を持つ大きなクラブでプレーすることになりましたね」

「僕は魔法のような瞬間を経験しました。ロッテルダムで2002年のUEFAカップに勝利し、デ・カイプは素晴らしいスタジアムで、僕はそこで優秀な選手たちとプレーしました。サポーターは僕に感謝し尊敬の念を示してくれました。僕は永遠に彼らの心に刻まれました」

「もし君がクラブにすべてを捧げたら、クラブも君を受け入れ、無条件で応援してくれます」

「今こそ君がフェイエノールトのユニフォームを着て、人々の自慢の種になるときです。綺世、ロッテルダムで新しい歴史を作るんだ。フェイエノールトへようこそ、そしてがんばれ」

昨年7月に鹿島アントラーズからセルクル・ブルージュに加入した上田。自身初となるヨーロッパ挑戦のシーズンとなった2022-23シーズンは、ジュピラー・プロ・リーグで得点ランキング2位となる22ゴールを記録。カップ戦を含めて24ゴールを記録した。

当初はフィットに時間がかかったものの、初ゴールを決めてからはゴールを量産。特に、失意に終わったカタール・ワールドカップ(W杯)以降のシーズンで、大きくゴール数を伸ばした。

その上田には多くのクラブが関心。提携しているモナコ、スポルティングCP、RCランス、セビージャなどが浮上したが、新天地は昨シーズンのエールディビジ王者であるフェイエノールトとなった。

なお、オランダでの報道では移籍金は900万ユーロ(約14億2000万円)になるとのこと。ボーナスとして100万ユーロ(約1億6000万円)が設定されており、最大1000万ユーロ(約16億円)をセルクル・ブルージュは手にすることになるという。

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