環境省、国立公園にホテル誘致へ 十和田湖など3カ所が候補地

 環境省は3日、自然体験が楽しめるホテルを国立公園内に誘致するモデル事業の候補地に、十和田八幡平国立公園の十和田湖地域(青森、秋田)、中部山岳国立公園の南部地域(長野、岐阜)、大山隠岐国立公園の大山蒜山地域(鳥取、岡山)の3カ所を選ぶ方針を固めた。星空観察やハイキングなど魅力ある自然体験で訪日客らを呼び込む。4日に公表する。

 環境省は自治体との調整も踏まえて来年3月までに1~2カ所に絞り込み、2024年度から事業を本格的に始める。ほかに有望な国立公園があれば追加も検討する。

 自然保護との両立を目指し、誘致するホテル事業者には、脱炭素や脱プラスチックなどを実践してもらう。

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