シェフィールド・ユナイテッドは3日、アーセナルからアメリカ代表DFオーストン・トラスティ(24)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2027年6月30日までの4年となる。
なお、イギリスメディアによると、移籍金は500万ポンド(約9億円)程度になったという。
昨夏、コロラド・ラピッズからアーセナルに正式加入となったトラスティ。しかし、リザーブチームを含め新天地では一度もプレーすることなく、チャンピオンシップ(イングランド2部)のバーミンガム・シティへ1年間の武者修行に出ることに。
190cmのアスリート能力に優れる左利きのセンターバックは、その新天地ですぐさまレギュラーに定着し、公式戦48試合に出場し4ゴール2アシストを記録。クラブの年間MVPにも輝いていた。
この活躍によって今夏のプレシーズンはアーセナルに帯同し、アメリカツアーにも参加。しかし、クラブで一度も公式戦でプレーすることなく、プレミアリーグに復帰したブレイズに完全移籍することになった。
フィラデルフィア・ユニオンのアカデミー出身のトラスティは、リザーブチームのベスレヘム・スティールでのプレーを経て、2018シーズンからフィラデルフィア・ユニオンでプレー。その後、2019年11月から2022年7月までラピッズでプレーしていた。
また、2023年3月に行われたグレナダ代表戦でアメリカ代表デビューも飾っている。