【ミャンマー】軍政の閣僚4人辞任、労働・電力・エネなど[政治]

ミャンマー軍事政権は2日、電力、エネルギー、労働、宗教・文化各省の閣僚4人の辞任を認めたと発表した。また、国軍の最高意思決定機関「国家統治評議会(SAC)」のメンバー入れ替えも公表した。主要な国軍関係者の顔ぶれは変わっていない。

辞任が認められたのは◇プィンサン氏(労相)◇タウンハン氏(電力相)◇ミョーミンウー氏(エネルギー相)◇コーコー氏(宗教・文化相)——。タウンハン氏とコーコー氏の辞任は「健康上の理由」という。4人の後任は3日の昼時点で発表されていない。

プィンサン氏は軍政で商業相として入閣し、後に労相に就任。タウンハン氏とミョーミンウー氏は昨年、大臣に任命されたばかりだった。

ミャンマー国軍は2021年2月1日のクーデター後に実権を掌握し、翌2日に設置したSACを通じて強権を振るい、閣僚を入れ替えてきた。今月2日にはSACの評議員2人の辞任と1人のSAC顧問機関への配置転換などを発表。SACのメンバーは18人となった。

同日には他、トゥントゥンウー最高裁判所長官、ティンウー会計検査院長、汚職防止委員会のテーアウン委員長、ミャンマー国家人権委員会(MNHRC)のフラミン委員長の辞任も認めた。

※関連記事:ミャンマー軍政の閣僚リスト(2023年8月)

© 株式会社NNA