「台湾夜市」楽しいよ 氷見訪問の台湾学生企画、文化発信し国際交流

割り箸で作った鉄砲で遊ぶ来場者

 富山県氷見市と市国際交流協会が台湾の国立中山(ちゅうざん)大西湾(せいわん)学院から初めて受け入れた学生10人が企画運営するイベント「台湾スペシャルデー」が3日、市漁業文化交流センターで行われた。学生は台湾の夜市をテーマにブースを開設。来場者はゲームや体験を楽しみながら、台湾の文化を学んだ。

 中山大は氷見市の友好交流都市の台湾高雄市鼓山(こざん)区にある。2020年からリモート授業を通じて市と交流しており、昨年8月に国際交流の覚書を結んだ。今回来県した学生は9日まで氷見に滞在する。

 イベントは国際交流が目的。学生は来県前の3~6月に、台湾の文化を知ってもらうためにあったらいいと思うアイデアを出し合い、企画を練った。

 この日はピンポン球をバウンドさせてコップに入れたり、割り箸で作る鉄砲に輪ゴムをかけて的を狙ったり、夜市で親しまれているゲームを用意した。

 台湾の定番グルメ「臭豆腐」の強烈な匂いを体験できるブースや、学生が制作した大漁旗を紹介するコーナーなどもあり、来場者でにぎわった。石川県から訪れた藤森栄香ちゃん(4)は「ピンポン球のゲームが楽しかった」と笑顔を見せた。

 中山大の毛廣陸(マオグワーンルゥ)さん(22)は「台湾の文化を知ってもらえた。みんなと触れ合うことができて楽しかった」と話した。

台湾で親しまれているゲームで遊ぶ来場者
台湾の学生たちと交流する来場者
台湾で親しまれているゲームで遊ぶ来場者

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