日本フィル、盛岡で公演 管弦楽やピアノ、合唱など多彩に

会場一体となって音楽の喜びを共有した「楽しいオーケストラin岩手」

 「日本フィルハーモニー交響楽団 東北の夢プロジェクト2023 楽しいオーケストラin岩手 日本フィルと子どもたちの夢舞台」は2日、盛岡市内丸のトーサイクラシックホール岩手(県民会館)大ホールで開かれた。管弦楽やピアノ、合唱、郷土芸能の多彩なステージが繰り広げられ、約1200人の来場者を魅了した。

 大井剛史さんが指揮する同交響楽団のエルガー「威風堂々」で軽快に幕開け。日本を代表するピアニスト上原彩子さんは、自ら編曲したチャイコフスキー「花のワルツ」などをダイナミックに奏でた。

 久慈市の夏井中の生徒23人による夏井大梵天神楽、滝沢中央小特設合唱部43人の心を込めたステージが会場を魅了。フィナーレでは同交響楽団や子どもたち、来場者が一体となって「勇気100%」などを歌い、感動を共有した。

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