久米島、専門外来の医師が来島できず 台風6号、沖縄本島周辺の離島医療・生活に影響(8月3日まとめ)

 台風6号は本島周辺の離島の生活に影響を与えている。公立久米島病院で1~3日に専門外来に対応する予定だった医師が本島から来島できず、常勤の医師が対応した。同院は2日午前1時~同10時に停電。2日に予定していた透析患者への人工透析を中止し、3日に全患者に処置を行った。

 久米島町は本島より約15時間遅れて、3日午後4時44分に約54時間ぶりに暴風警報が解除された。停電も長引き、午後4時現在、町嘉手苅の避難所には23人の島民が避難している。4日午前中には再び暴風警報が出ると予測されることから避難所を開設したまま、警戒に当たる。

 伊江村では7月31日からフェリーが欠航している。村によると6日まで欠航予定。物資が入らず、コンビニなどは品薄の状態という。県外から移住した田仁智子さん(38)は「2次的な災害は経験したことがない。不安だ」と話した。

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