農水省が進める地域の知的財産保護制度に「鹿沼在来そば」登録 登録後初の今シーズンの種まきスタート

 農林水産省が進める地域の知的財産として保護する制度に7月、「鹿沼在来そば」が登録されました。

 鹿沼市では3日、登録後初となる今シーズンのそばの種まきがスタートしました。

 鹿沼市上南摩町にある赤羽根新さんのそば畑では、毎年、この時期になると鹿沼在来そばの種まきがスタートします。

 鹿沼在来そばは鹿沼市で江戸時代以前から栽培が始まったとされる、この地区の特産で通常のそばに比べて低タンパクでデンプンの量が多く香ばしい香りが特長です。

 「鹿沼そば振興会」は「鹿沼在来そば」を農林水産省が地域の食品ブランドなどを保護する制度地理的表示・GIの対象になるように2年ほど前に申請し7月20日に念願の登録となりました。振興会では、この登録を生かして鹿沼在来そばをPRしたい考えです。

 鹿沼在来そばの種まきは登録されてから初めてでお盆前まで続きます。3日まかれたソバは10月の中旬に収穫されます。

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