一般観光客が参加「おへれんせ集団」 盛岡さんさでパレード

おそろいのはんてんを着て踊る「おへれんせ集団」。国内外の観光客らが参加し、祭りを盛り上げている=3日、盛岡市中央通

 MORIOKAのさんさ踊りをみんなで満喫-。第46回盛岡さんさ踊り(実行委主催)で、一般の観光客らがパレードに参加できる「おへれんせ集団」が4年ぶりに復活した。新型コロナウイルス禍は中止したが、今回から再開。米ニューヨーク・タイムズ紙で盛岡が紹介された効果などで、海外からの観光客や参加者も多く、3日は約50人が笑顔の舞を披露した。

 同日は、盛岡市内丸のもりおか歴史文化館前に続々と参加者が集まった。歴代ミスさんさの有志「おへれんせ師匠」の指導で、七夕くずしの踊りを練習。日本人だけでなく外国人観光客の姿もあり、和気あいあいと習得に励んだ。

 同市中央通のパレードでは、笛や太鼓に合わせて、覚えたての踊りを披露。沿道の観客の声援や拍手を受けて堂々とした群舞を繰り広げ、「ハラハラハラセ」と声を合わせた。

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