南は台風、北は前線 人気の観光地で大荒れ

夏休みの沖縄を台風6号が直撃しました。空の便など大きな影響を及ぼしていますが、午前11時現在、台風は宮古島の北でほとんど停滞している状況です。台風はちょうど向きを東に変えるタイミングに差し当たっているわけですが、あす5日からあさって6日にかけて再び沖縄や奄美に近づく見込みです。その後も大して速度を上げることなく進むので、沖縄や奄美では長丁場の大荒れとなりそうです。特に暴風や高波、高潮に厳重な警戒が必要で、大雨にも警戒が必要となります。楽しみにしていたレジャーが中止になってしまった方も多いと思いますが、とにかく安全第一でお過ごしいただきたいです。
一方で、台風から遠い北海道も注意が必要な状況となっています。こちらは前線が南下し、停滞するためで、大雨になるおそれがあります。6日(日)にかけて総雨量が8月の平年の一か月の降水量を超える大雨となるおそれがあります。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要です。

気象予報士・多胡 安那

画像について:4日午前10時の台風6号の位置と進路予想。

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