山形花笠まつり、あす5日から 4年ぶり通常開催・きょう4日前夜祭、サマーフェス

 県都の夏を彩る第61回山形花笠まつりが5~7日、山形市中心部の目抜き通りで開かれる。4年ぶりの通常開催となる今年は延べ131団体、約9100人がパレードに参加する。4日は前夜祭や花笠サマーフェスティバルが開かれ、まつりムードを盛り上げる。

 パレードコースは昨年と同じ東北電力山形支店前―文翔館の約800メートル区間。新型コロナウイルスの感染症法の位置付けが「5類」に移行したのを受けて県外からの踊り手参加と、「ヤッショ、マカショ」の掛け声、観客がパレード最後尾に参加できる「飛び入りコーナー」などを解禁する。各日午後1時半と午後3時からは、やまがたクリエイティブシティセンターQ1で、花笠舞踊団、山形大花笠サークル四面楚歌による踊りの披露と指導が行われる。

 4日の蔵王大権現・山形花笠まつり前夜祭は同市下宝沢で行われ、関係者が「御神火」を採火し、地元児童が花笠踊りを奉納する。サマーフェスと県観光物産市は午前11時~午後7時に、十日町から七日町間の国道112号で開催。沿道商店のワゴンセールや、県内各地の特産品販売、地酒試飲イベントなどを企画している。

山形市中心部で交通規制  山形花笠まつりと関連イベント開催に伴い4~7日、山形市中心部の十日町、本町、七日町の国道112号と周辺道路で車両交通規制が行われる。

 規制は4日が十日町角―ナナ・ビーンズ前で午前9時半~午後8時半に行う。まつり期間の5~7日は午後5時50分~同10時に十日町角―文翔館前と周辺道路を通行止めとし、ナナ・ビーンズ前交差点―文翔館は同5時から規制する。

 市コミュニティバス「ベニちゃんバス」の中心市街地エリアの運行は、4日は終日迂回(うかい)運行とし、5~7日の午後5時以降は全便運休する。

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