南陽市内の小学5年生10人が3日、一日南陽市長の委嘱を受け、全国的にも珍しいという記者会見体験なども行った。
南陽警察署と置賜広域行政事務組合消防本部の南陽消防署を訪問し、白バイの乗車や放水訓練を体験した後、記者会見に臨んだ。新聞社やテレビ局の実際の記者を前に、児童たちは「スポーツごみ拾いを通じてごみのないまちを目指す」「南陽産木材を使ってアスレチック施設を作りたい」など、市長になったつもりで重点施策を発表した。
「市長の仕事はどこが大変ですか」との記者からの質問に「市民の安全・安心のまちづくりに責任があることです」と沖郷小の桜井琴音さん(11)。一日市長秘書の見習いとして子どもたちを支えた白岩孝夫市長は“小さな市長”たちの施政方針を聞き「初心を忘れないようにしたい」と、表情を引き締めた。