佐野西中学校区小中一貫校整備 25年に建設着手予定

佐野市役所

 【佐野】市は3日の市議会全員協議会で、2028年の開校を目指している市立西中学校区小中一貫校の整備事業について、事業方式や今後のスケジュール案を示した。

 事業方式は市の財政負担軽減などを目的に、施設の設計、施工、運営を民間業者に一括委託する事業手法「DBO方式」を採用する。同方式に基づき事業者を選定し、25年に建設工事に着手する予定。また今年設置した開校準備委員会で、校名などの検討、協議を行っていく。

 市内の小中一貫校は20年4月にあそ野学園義務教育学校、今年4月に葛生義務教育学校が開校し、今回で3校目になる。新たな小中一貫校は、大橋町の西中学校敷地に建設予定で、事業費は約86億円を見込む。

 市学校適正配置課の担当者は「教員や保護者らの意見も取り入れながら整備を進めていきたい」とした。

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