サッカー天皇杯4回戦 栃木SCはJ1の福岡相手に"あと一歩" 延長戦の末敗れ天皇杯初のベスト8ならず

 サッカーの天皇杯は2日、各地で4回戦が行われ、栃木SCはJ1のアビスパ福岡に2-4で破れ、クラブ史上初のベスト8進出はなりませんでした。

 先月(7月)行われた3回戦でJ1のサンフレッチェ広島を2-0で破る大金星を挙げた栃木。

 直近のリーグ戦でも甲府に3対0で快勝するなどアグレッシブに戦う姿勢が功を奏している中、J1の福岡をホームのカンセキスタジアムとちぎに迎えます。

 試合が動いたのは前半20分でした。自陣左サイドからのクロスを相手選手に合わせられ先制点を許します。

 その後は、両チームともに譲らない展開が続きますが前半の終了間際、安田のヘディングパスに根本が飛び出すと相手キーパーに倒されPKを獲得します。

 根本がこれを冷静に決め1-1、同点に追い付き前半を終えます。エンドの代わった後半6分、栃木に再びチャンスが訪れます。

 森が倒されフリーキックを獲得、キッカーはこの日37歳の誕生日を迎えた髙萩。根本が頭で合わせこの日2点目のゴール、勝ち越しに成功します。

 しかし、その3分後でしたクロスボールを頭で合わせられすぐさま同点に追い付かれます。

 粘り強い守備を見せながらも攻めの姿勢を続けた栃木ですが追加点は奪えず、試合は延長戦に突入します。すると同点のまま迎えた延長後半9分、ゴールキーパー川田がはじいたボールを相手に押し込まれ2-3。

 攻撃の手を緩めない福岡、その3分後にもコーナーキックから失点を許してしまいます。

 格上、J1の福岡相手にあと一歩まで迫った栃木でしたが結局、2-4で敗れ天皇杯初のベスト8進出はなりませんでした。

© 株式会社とちぎテレビ