中国電力が前社長ら3人を提訴へ 電力カルテル問題 損害賠償請求で責任追及 広島

電力販売でカルテルを結んだ問題で、中国電力は、当時の取締役3人に対して、
責任追及の訴えを起こすことを決めました。

中国電力 監査等委員会 渡邉嘉浩 室長
「旧取締役の3名。清水希茂氏、瀧本夏彦氏、渡部伸夫氏について、責任追及の訴えを提起し」

3日の会見で中国電力は、当時の社長など取締役3人について電力カルテル問題の責任が認められるとして、損害賠償請求の訴えを起こすと発表しました。

中国電力は6月に、個人株主から当時の取締役22人を提訴し、およそ808億円の損害賠償の訴えを起こすよう求められていて、残りの19人については提訴を見送りました。

損害賠償の請求額については、公正取引委員会の課徴金納付命令に対し、取り消し訴訟を行うために、課徴金が変動する可能性があるとして、精査中としています。

清水氏と滝本氏は3日付けでそれぞれ、相談役・特別顧問の辞任を申し入れたということです。

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