多角的に情報学ぼう 法政大・藤代裕之ゼミが横浜でオープンゼミ開催 小学生向けプログラムも

オープンゼミへの参加を呼びかける岩尾さん(左)と宮原萌乃さん=横浜市中区

 ソーシャルメディアやジャーナリズムを研究する法政大学社会学部の藤代裕之ゼミが11、12の両日、横浜市中区のニュースパーク(日本新聞博物館)でオープンゼミを開催する。ジャーナリストやクリエーターを招いたトークセッションのほか、情報を主体的・批判的に読み解くゲーム感覚のワークショップ(WS)も行う。

 同ゼミの現役生と卒業生が企画。初日はフェイクニュースを題材にした高校生対象のWSのほか、トークセッションを開催する。「伝える」ことに関わる8人のゲストと共に、交流サイト(SNS)などのソーシャルメディアの課題や可能性を考える。

 翌12日は小学校高学年を対象にしたプログラムを開催。“新聞記者”として館内を取材し、与えられた情報のうそを見抜くWSを行う。保護者も参加可能だ。

 同ゼミ4年の岩尾ひなこさん(22)は「情報をただうのみにするのではなく、違和感を持ったり、多角的に見たりする大切さを伝えたい。大学生が熱心に楽しく学ぶ姿も見てほしい」と話している。

© 株式会社神奈川新聞社