納得のバーディフィニッシュ 畑岡奈紗は強風に苦戦も崩れず

最後は納得のバーディ(撮影/村上航)

◇米国女子◇フリードグループ スコットランド女子オープン 初日(3日)◇ダンドナルドリンクス (スコットランド)◇6494yd(パー72)

特に風が強くなった午後組でプレーした畑岡奈紗は3バーディ、3ボギーの「72」にまとめ、イーブンパー24位で滑り出した。

なかなかチャンスメークもままならない展開(撮影/村上航)

練習場から強風との闘いを覚悟する状況。ウォーミングアップ段階で抜群だったショットの感覚にしっかり手ごたえを持ってスタート。「2つ3つ“もぐれれば”」とアンダーパーでのプレーを目指したが、コースに出るとティショットの制御がままならずに苦しんだ。

随所で我慢が光った(撮影/村上航)

特に左から右に吹く横風に手を焼いた。「クラブが立って、ちょっとカット目に入るのが、左から右の風で余計に(右へ曲がった)」。後半14番(パー5)はUTでのセカンドが大きく右へ流されて深いラフにつかまり、3打目を横に出すだけ。4打目もショートしてグリーンを外し、ボギーパットも1m強が残るピンチを最小限のダメージで切り抜けたことが大きかった。

強風の中で崩れなかった(撮影/村上航)

最終18番(パー5)は3打目のウェッジショットでしっかりと距離感を合わせ、小さくこぶしを握るバーディで締めくくった。グリーン上でも風の影響が気になり、ショートパットにも神経をとがらせるコンディションにあって、短い距離のミスはボギーを喫した8番くらい。「8番を除けば、うまく決められたし、最後のバーディにもつながった。すごくいいバーディだったと思います」。2日目は午前組で浮上を狙う。(スコットランド・アーバイン/亀山泰宏)

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