重量挙げ糸数、負傷はバイク事故 教習所で、世界選手権辞退

 重量挙げの男子61キロ級で東京五輪4位だったが、負傷のため9月の世界選手権を辞退した糸数陽一選手が、教習所内でバイクの単独事故を起こしていたことが4日、所属する警視庁への取材で分かった。左膝の骨折で、競技の再開まで半年かかる見込みという。

 来年のパリ五輪の出場資格を得るには、世界選手権への出場が原則として義務付けられていた。警視庁によると、プライベートで普通自動二輪免許を取得するため教習所に通っていた。7月26日、バイクの教習中にバランスを崩して、ガードレールに衝突した。命に別条はなく、他にけが人はなかった。

 糸数選手は警視庁の第8機動隊に所属。

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