94年生まれの女優二人に注目!圧倒的な人気を誇る金庸の名作をドラマ化

武侠ドラマ「飛狐外伝(ひこがいでん) レガシー・オブ・ヒーロー」は日本でも“武侠小説の大家”として圧倒的な人気を誇る金庸の名作をドラマ化。原作小説は「雪山飛狐」の前日譚を描いたスピンオフで、この2作はこれまでにも繰り返し映像化されています。

総監督は香港でアクションを学び俳優としても活動、本作では乾隆帝役も務めるレン・イーミン(連奕名)、アクション監督は「慶余年~麒麟児、現る~」(19)「狼殿下‐Fate of Love‐」(20)も手がけるツァオ・ホア(曹華)。ドラマのサントラは1991年の台湾ドラマ版「雪山飛狐」のエンディング曲だった「追夢人」を新たにジン・ウェンチー(金玟岐)が歌っています。

今回はメインの女優二人をピックアップ!


リャン・ジェイ

1994年6月16日生まれ、河北省出身。中央戯劇学院在学中から俳優活動を始め、初の時代劇で初の主演ドラマ「寵妃の秘密~私の中の二人の妃~」(17)で大ブレイク。これは「寵妃の秘密2~愛は時空を超えて〜」(18)「寵妃の秘密3~時空を結ぶ運命の約束〜」(21)と続く人気シリーズとなって、武侠大作ドラマ「絶代双驕 〜マーベラス・ツインズ〜」(20)にも出演しました。

©Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited

彼女は「寵妃の秘密」シリーズから「運命100%の恋」(20)「シンデレラが嘘をついたらダメですか?」(20)といった現代ドラマまで、ツンデレなオレ様を相手にするヒロインを多く演じてきましたが、本作の袁紫衣はその反対で、男性を翻弄するツンデレ女子役なのが新鮮! 好きな気持ちを隠して塩対応する彼女の演技にムズキュンさせられたり切なくさせられたり、目が離せません。

シン・フェイ

1994年10月1日生まれ、内モンゴル自治区フルンボイル市出身。2015年、湖南衛視のバラエティ番組出演がきっかけで本格的に俳優活動を開始。日本でも「あったかいロマンス」(19)で知名度を上げた後、「溺愛ロマンス~初恋、やり直します!~」(21)「元カレはツンデレ名射手~彼女のハートを射抜け!~」(22)といった主演作が上陸しています。

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彼女といえばラブコメ・ヒロインのイメージが強く、可愛らしい笑顔が印象的。本作の程霊素役もそんな明るい彼女の個性が出ていますが、キャラとしては健気に耐える女性というのがこれまでと違うところ。でも、そういった役柄でも説得力のある好演を見せているのがさすが! 本作では可愛い異民族風の衣装を着ているのもポイントが高いです。


TEXT: 小酒真由子

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