総社市が車検切れ公用車2台使用 確認不十分、自賠責保険も失効

総社市役所

 総社市は4日、車検の切れた公用車2台を業務で使用していたと発表した。建設部地域応援課の軽トラックと軽ライトバンで、それぞれ6月20日、7月16日の有効期間終了後、今月2日までに748キロ、328キロを走行していた。

 2台は主に道路などの現場確認で使っている。自賠責保険も7月15日、同23日に失効していた。今月2日、別の公用車の車検手続きについて整備工場から問い合わせがあった際、2台の有効期間を調べて気づいた。2台は同課の職員4人で管理しているが、確認が不十分だったという。

 市は車検を受けるとともに、4日、道路運送車両法違反(無車検)などに当たるとして総社署に届けた。今後は有効期間を記載した資料を目につく場所に貼るなど再発防止策を講じるとしている。

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