テイラー・スウィフトからの“人生を変える”ボーナスについて輸送会社社長が語る

テイラー・スウィフトの【The Eras Tour】で働くスタッフの一人が、彼女の気前の良さが雇用している人々をどれだけ助けているかを語った。

米TMZとETによると、テイラーは現地時間2023年7月29日に米カリフォルニア州サンタクララで行われた公演の前に、ツアーのトラック運転手一人一人に10万ドル(約1,400万円)のボーナスを渡したとされる。テイラーのツアーには約50人のドライバーが参加しており、その総額は約500万ドル(約7億1,500万円)になる。

8月3日、コンサート輸送会社Shomotionを経営し、テイラーのツアーに長年携わってきたマイク・シャーケンバックが、テイラーはいつも気前が良かったが、今回のボーナスはドライバーにとって“人生を変える”ものだったと米ローリング・ストーンに語った。

彼は、「(スタッフの)人生を変えるような大金を彼女は寄付しているのです。こうしたドライバーの多くは持ち家がなく、このような一時金があれば、家の頭金を支払うことができます。それが本当にうれしいんです。あの気前の良さは、これらの人々にとって形勢を一変させるようなことなんです」と話している。

彼女はほかにもバンドのメンバー、ダンサー、照明・音響技師、ケータリング、その他のクルーにもボーナスを渡したと伝えられている。シャーケンバックによると、テイラーと同レベルの有名アーティストのほとんどは、通常ドライバーに5,000ドル~10,000ドル(約70万円~140万円)のボーナスを支給しており、テイラーは特に気前が良いという。

彼は、「前回の【レピュテーション・ツアー】はNetflixのためにドキュメンタリーを制作しましたが、彼女はクレジットにうちの運転手たちの名前を載せたんです。映画のクレジットにドライバーの名前を載せるなんて。その人の人格を表しています」と、テイラーとそのチームについて語っている。

そして、「私が読んでいて一番気になるのは、(彼女が寄付した金額を)彼女の純資産と比較しているコメントです。それは関係ありません。一銭も分け与えないことを選ぶ大金持ちはたくさんいます。私たちはあらゆる富裕層と仕事をしていますが、これが当たり前ではありません」と続けている。

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