マイナンバーカードと健康保険証が一体化した「マイナ保険証」を巡り、神奈川県保険医協会は4日、窓口で払う医療費の負担割合がマイナ保険証によるオンライン資格確認と現行の健康保険証とで食い違うケースが県内16市町の87医療機関で確認されたと明らかにした。
同協会が7月下旬、県内の会員医療機関にアンケートを実施。有効回答が得られた594医療機関のうち、およそ15%で負担割合に齟齬(そご)が生じるトラブルがあったことになる。
トラブルの具体例では「自己負担が3割なのにマイナ保険証で2割と表示された」「マイナ保険証で負担割合が取得できなかった」などの回答があった。