惜敗の悔しさも疲れも吹き飛んだ? 鈴木愛のリフレッシュ

前週の優勝争いの勢いを維持し、好スタートを切った鈴木愛(撮影/大澤進二)

◇国内女子◇北海道meijiカップ 初日(4日)◇札幌国際CC島松コース(北海道)◇6593yd(パー72)◇曇り(1175人)

鈴木愛には最高のリフレッシュも初日の好発進につながったようだ。ボギーなしの6バーディで回り、首位に2打差の6アンダー2位で発進。前週の「楽天スーパーレディース」で惜敗した悔しさと、猛暑の中を4日間プレーした疲労を引きずることなく大会を滑り出した。

前週の最終ラウンドを終えた日曜日(7月30日)の夜は、大阪府内で催された人気アイドルグループ「なにわ男子」のコンサートに直行。「上から3段目(の席)なのでめっちゃ遠かったけど楽しかった。だいぶ気分展開になりました」と表情は自然とほころぶ。コンサートを楽しむ姿は「見せられないほどではないですけど、ゴルフ場の印象とはだいぶ違うと思います」と笑い、“推しグループ”との時間をたっぷりと堪能したようだ。

ショット、パットともに安定していたという(撮影/大澤進二)

さらに月曜日(7月31日)には都内でショッピングを楽しみ、お気に入りブランド店のシャネルでピアスを購入。「入荷待ちをしていた、ずっと欲しかったものがあって。1週間くらい前に入荷の連絡もらい、取り置きしてもらっていたんです」

6月に罹患した新型コロナの影響により発熱や咳の症状が長引いたことで、2試合を欠場して2週前の「大東建託・いい部屋ネットレディス」で復帰。体調不良にストレスを抱える期間が続いたが、ようやく全快して前週は優勝にあと一歩まで迫った。「勝てなかったけれど頑張ったと思うし、ちょっとリフレッシュの意味も込めて」という自分へのご褒美。モチベーションも高めて今週に乗り込んだ。

前週に惜敗した雪辱を晴らせるか(撮影/大澤進二)

他に狙っている商品を問われると、鈴木の表情がパッと華やぐ。「シャネルのめっちゃカワイイ、ピアスとかネックレスがあるんです」。思い描く次のご褒美に向けて、2年ぶりのタイトルへ邁進する。(北海道北広島市/塚田達也)

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