20メートル超人形灯籠、夏夜に 青森・五所川原で立佞武多

「五所川原立佞武多」が始まり、市街地を練り歩く人形灯籠=4日夜、青森県五所川原市

 高さ20メートルを超える人形灯籠が市街地を練り歩く「五所川原立佞武多」が4日、青森県五所川原市で始まった。大きなかけ声が上がる中、色とりどりの灯籠が夏夜に浮かび上がった。新型コロナウイルスの影響で過去3年は中止やルート短縮を余儀なくされたが4年ぶりの通常開催。8日まで。

 午後7時過ぎ、高さ23メートルの大型ねぷた3台を含む14台が、津軽弁で「やってしまえ」を意味する「ヤッテマレ」のかけ声で動き始めると、沿道の観客から大きな声援が上がった。

 大型ねぷたは毎年1台が新作となる。今年は感染症や災害に負けないとの思いから、神話に出てくる大蛇八岐大蛇を退治する様子を表現した。

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