チームの新たな挑戦の拠点に。シェイドレーシングFUJIファクトリーがいよいよ明日始動

 8月5日から、スーパーGT GT300クラスやスーパー耐久シリーズで活躍するシェイドレーシングの新ファクトリー『シェイドレーシング FUJI ファクトリー』が静岡県小山町の富士モータースポーツフォレスト内にオープンするが、その始動前日となった8月4日、メディア向けの内覧会が行われた。

 富士モータースポーツフォレスト内に設けられたシェイドレーシング FUJI ファクトリーは、富士スピードウェイの西ゲートそばという好立地だ。また
延床面積13,088㎡と大きなファクトリーとなっている。

 隣にはすでにROOKIE Racingのガレージがオープンし、見学エリアも設けられているが、このシェイドレーシング FUJI ファクトリーも実際にレースに出場しているマシンやエンジニア、メカニックが働く様子を身近に感じてもらうことで、モータースポーツの魅力発信、自動車産業の活性化、さらにファクトリーを通じシェイドレーシングがカスタマーレーシングチームの頂点を目指し、多くのファン獲得と持続的な業界発展に貢献することを目指している。

 この日はエントランスからスタッフの休憩室、会議室などに加え、車両のメンテナンススペース、さらに工作室なども公開された。また、このシェイドレーシング FUJI ファクトリーはオートクレーブも用意されており、レーシングカー用のカーボン製品の製造を行うことも可能だ。現段階ではスーパー耐久用のGRスープラGT4、そしてスーパーGTに参戦するシェイドレーシング GR86 GTが主にメンテナンスされるが、今後カスタマーチームへのサポートなども検討されているという。メンテナンススペースも広大で、まだ車両が入る余地がある。

 またすでにアナウンスされているとおり、ファクトリー内はメンテナンス風景を見学できるエリアが設けられているほか、ギャラリーエリアが設けられ、過去にレースに参加した実際のマシンの展示や、シェイドレーシングの歴史、ドライバーが着用したスーツなども展示される。

 さらにレーシングシミュレーターや、シェイドレーシングのオフィシャルグッズショップが設けられ、ファクトリーを通じてモータースポーツの魅力の発信とモータースポーツ業界の発展に貢献する活動を行っていく。

 この日公開されたファクトリー内は、新築ならではの香りが残るが、中は非常に広大で、トップチームにふさわしい施設となっている。会場内でスーツを着込み、メディアや関係者を出迎えていたドライバー兼副代表の平中克幸も「すごい施設ですよね。結果に結びつけなければいけません」と意気込みを新たにしていた。

 今後の展示車両や営業日はシェイドレーシングホームページ(http://www.shade-racing.com/)をご参照を。

シェイドレーシングFUJIファクトリー
シェイドレーシングFUJIファクトリーの入口には国内の主要サーキットのコース図が。
シェイドレーシングFUJIファクトリーのメンテナンススペース
シェイドレーシングのドライバーで副代表の平中克幸
シェイドレーシングFUJIファクトリー内のエントランスの様子
シェイドレーシングFUJIファクトリーのオートクレーブ
シェイドレーシングFUJIファクトリーのメンテナンススペース
シェイドレーシングFUJIファクトリー内に設けられたチームの歴史を知ることができるスペース
シェイドレーシングFUJIファクトリーの会議室
シェイドレーシングFUJIファクトリーの休憩室
シェイドレーシングFUJIファクトリーの屋上にはセクター3を見渡せるテラス席も。今後どう活用するかは検討するとのこと。
これまでシェイドレーシングが獲得したトロフィーが展示される。
シェイドレーシングFUJIファクトリー内のエントランスの様子
シェイドレーシングのオフィシャルグッズ
シェイドレーシングFUJIファクトリーの工作室

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