韓国警察、通り魔連続で警戒 高校で切り付け事件も

通り魔事件が連続し起きたことを受け、韓国・城南市盆唐の地下鉄駅近くで警戒する警察の特殊部隊=4日(聯合=共同)

 【ソウル共同】韓国警察庁は4日、通り魔事件が7月下旬以降に2回起きたことを受け、人通りが多い公共の場所に警察の特殊部隊などを配置して警戒すると発表した。尹熙根長官は記者会見し「国民の安全が深刻に脅かされる非常事態だ」と述べ、凶悪犯に対する銃器使用もためらわないと強調した。

 中部大田市の高校では4日、40代の男性教師が面識のある20代の男に切り付けられ、意識不明の状態で搬送された。警察は殺人未遂容疑で男を拘束した。

 3日、ソウル郊外のデパートで、20代の男が複数の人を刃物で襲撃。7月21日には、ソウルの商店街で30代の男が刃物で通行人を次々と襲い、1人が死亡した。

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