「ここまでたどり着いた」 声明受け、性加害当事者の会

記者会見する「ジャニーズ性加害問題当事者の会」副代表の石丸志門さん(右から2人目)ら=4日午後、東京・内幸町の日本記者クラブ

 「命を削りながら、ようやくここまでたどり着いた」。故ジャニー喜多川氏の性加害問題を調査した国連人権理事会の作業部会の声明を受けて「ジャニーズ性加害問題当事者の会」の副代表石丸志門さん(55)は4日、何度も言葉を詰まらせながら思いを語った。

 石丸さんは、作業部会の調査に応じた6人と共に日本記者クラブ(東京)で記者会見を開いた。当事者の会の発起人の二本樹顕理さん(39)も出席し「私たちの声を熱心に聞いてもらい、国際的な評価が事務所に下った。どう対応するか注視していきたい」と話した。

 ハヤシさん(仮名)は「作業部会の会見を聞いて、誇りを持っていこうと思えた」と声を震わせた。

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