立民・泉健太代表、国民民主党代表選に「自民党をサポートするのか、もうひとつの政権づくりに取り組むのか」

立憲民主党の泉健太代表(49)が4日、国会内で定例会見に出席し、玉木雄一郎代表(54)の任期満了に伴う国民民主党の代表選(21日告示、9月2日投開票)で、玉木氏と前原誠司代表代行(61)の一騎打ちが固まったことについて「自民党のサポートじゃなく、自民党に代わる、対抗できる政権勢力を創ろうということです。これが立憲民主党の立場」と話した。

国民民主の代表選では、前原氏が政権交代へ向け「非自民、非共産」の野党結集を呼びかけ、日本維新の会や立民との候補者調整などを視野に入れるのに対し、玉木氏は「政策本位で与野党を超えて連携協力したい」と、政策によっては自民党とも協力してきた独自路線の継続を強調した。

泉氏は、国民民主の代表選について「自民党をサポートするのか、それとももうひとつの政権作りに取り組むのかということを、両立するのは難しい。そこは、それぞれの党が決断しなければならないということ」と言及。「自民党に代わる政権勢力を創っていくひとつの旗印というか、柱だと思ってますので、そういう我々の思いにできる限り多くの政党が賛同していただければありがたい」と強調した。

前原氏との関係性について、泉氏は「同じ京都ですし、人間関係として良くなったり悪くなったりというのは特段ない。自民党に代わる政権勢力を創るということでは、仲違いしてもしてもしようがない」としたが、前原氏が代表になった場合、国民民主との共闘が進むのかを記者団から問われ「仮定の話だから答えられない」とかわした。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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