みこし勇壮、川渡り 茨城・潮来祇園祭礼が開幕

十番地区に向かうため、船に乗せられるみこし=潮来市潮来

茨城県潮来市潮来の素鵞(そが)熊野神社例大祭「潮来祇園祭礼」が4日始まった。山車が祭りばやしに乗せられて、市内各地に繰り出した。6日まで。

800年以上の歴史を持つとされる潮来の夏の風物詩だが、ここ3年間はコロナ禍で神事のみになったり、規模を縮小したりした。今年は4年ぶりにみこしが街中まで移動したほか、5年に1度、みこしが川を渡って十番地区まで赴く「十番渡御」も行われた。また、みこしの移動に際しても、新造された「御神輿(みこし)台」を使用した。

潮来お祭り委員会の中村宏会長(70)は「天候にも恵まれる中、祭りが開催できて良かった。山車や踊りを楽しんでもらいたい」と目を細めた。

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