上白石萌音が知られざるマヤ文明の謎と秘密に迫る!「学ぶべき点がたくさんあると感じました」

NHK総合では、8月10日に「上白石萌音のはるかなる古代文明 マヤ」(午後7:30)を放送する。

メキシコに花開いた古代文明・マヤ。紀元前1100年頃に姿を現し、スペインに征服されるまで続いた文明は、世界史上類を見ないものだった。その驚くべき実像が、今明らかになろうとしている。

密林にそびえる巨大ピラミッド、封印されていた仮面、神秘的な形をした文字や図像…。これまでマヤは、謎多き文明とされてきた。ジャングルで繁栄した高度な知識を持つ都市国家が、ある時突然衰退し、消え去ったと考えられてきたからだ。ところが近年、先端技術を駆使した考古学によって、文明の本当の姿や、その発展形態について、急速に解明が進んでいる。

石造りの建築群を調査することで見えてきた独特の死生観。数年前の発掘によって姿を現した破格の規模を持つ遺跡には、常識を覆す文明の起源が隠されていた。次々と読解されている難解なマヤ文字から見えてきたのは、戦争の実態。そんなマヤ文明のダイナミックな興亡を探る旅を、上白石萌音がナビゲート。知られざる古代文明の謎と秘密に迫っていく。ゲストには、長年マヤ遺跡の発掘に携わる茨城大学教授・青山和夫氏を迎え、ナレーションは声優の福山潤が担当する。

番組では、ジャングルに栄えた都市国家・パレンケ。中心部に位置するピラミッドの内部に、テレビカメラが潜入。果たしてそこで見つかったものとは? また、東京国立博物館で開催されている「古代メキシコ」展では、「レイナロハ(赤の女王)」の仮面が公開中。秘められたマヤの人々の世界観がひもとかれる。

幼少期をメキシコで過ごした上白石は、「メキシコに住んでいた時、遺跡にも行ったことがあるのですが、マヤの興亡については初めて知ることばかりでした。はるか昔から熱帯雨林の中で自然を敬い、共生していたマヤの人々の生活の知恵や、古代の文化を絶やさず今も守り続けている人々の姿から、私たちが学ぶべき点がたくさんあると感じました」と感想を伝え、「古代文明というと硬いイメージがあるかもしれませんが、ご家族でお楽しみいただける番組だと思います。ぜひご覧ください」と呼び掛けている。

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