茨城県は18~20日、大洗町とひたちなか市でカジキ釣りの国際大会を開催する。大井川和彦知事が4日、定例記者会見で明らかにした。富裕層向けのカジキ釣り大会を中心に、市民が楽しめる多彩なイベントを繰り広げる。県が進める「ひたちなか大洗リゾート構想」の一環として、国内外に対する地域の魅力発信や観光誘客を図る。
大会名は「茨城インターナショナルフィッシングフェスティバル」。県などでつくる同フェスティバル実行委が主催する。大洗町で初開催した昨年に続き、今年はひたちなか市にも会場を広げた。3日間の来場者は約1万人を見込む。
大会の参加者はボートを走らせながら、3日間で釣り上げたカジキの大きさや数を競う。
約230人が参加予定で、野球の米・大リーグなどで活躍し「大魔神」の異名を持つ佐々木主浩さんら、国内外の招待選手8人が出場する。
一般向けイベントは、18日に那珂湊おさかな市場(ひたちなか市)でカジキの解体ショー、19と20両日には大洗マリンタワー(大洗町)で飲食などが楽しめる催しを開催する。19日に阿字ケ浦海岸(ひたちなか市)、20日に大洗サンビーチ(大洗町)で、航空機のアクロバット飛行を披露するエアショーも行う。
大井川知事は「(両市町は)ポテンシャルの高い地域。観光地としての知名度を上げ、海外から多く誘客できるような効果を、ぜひ目指したい」と述べた。