本県の最上川から命名された海上自衛隊の護衛艦「もがみ」が4日、広報活動などのため、酒田市の酒田北港に入港し、歓迎式典が古湊ふ頭で行われた。昨年8月に続く寄港で、5、6日には一般に船内を公開する。
もがみは全長133メートル、全幅16.3メートル。基準排水量は3900トン。外観の凹凸が少なくステルス性能を備えている。昨年4月に就役した最新の多機能型護衛艦で、無人機雷排除システムを搭載するなどの省人化にも取り組み、乗員約90人で運用している。
歓迎式典では、乗員に山居倉庫の切り絵や花束が贈られた。受け取った関健太郎艦長は「艦名の『由来の地』に戻って来ることができた。昨年の寄港時は特別公開のみだったが、県民、市民に公開できることが楽しみだ」と語った。一般公開は5日が午後1時~4時半、6日が午前9時~午後1時。両日とも終了30分前までの受付が必要。