注意を聞かなかった生徒に体罰　神戸市教委、73歳非常勤講師を懲戒処分

　自習中に注意を聞かなかった生徒の顎を押し、尻もちをつかせるなどしたとして神戸市教育委員会は4日、市立義務教育学校の男性非常勤講師（73）を戒告の懲戒処分とした。男性講師は過去に3度、体罰などで処分を受けていたという。

　市教委によると、男性講師は5月17日、自習中に騒ぎ、注意を聞き入れる様子がなかった男子生徒の顎を持ち上げるように押して尻もちをつかせた上、手に持ったプリントを丸めて喉付近に突き出した。生徒の喉の辺りに擦れたような痕ができたという。男性講師が同日、教頭に自己申告した。