時代と共に"高校球児"を取り巻く環境の変化 「脱丸刈り」「練習時間短縮」進む

 今年で105回目の開催となる夏の甲子園ですが、高校球児たちの髪型や練習時間など、時代とともに彼らを取り巻く環境も変化しています。

 日本高校野球連盟は全国3818校の加盟校を対象に行った実態調査の結果を公表しました。

 調査では、球児の髪型について「丸刈り」と決めている学校は、栃木県内62校のうち15校で、5年前の前回の調査から30校減少しました。

 これに伴って「特に取り決めず長髪も可」とする学校が大幅に増えています。

 平日の練習時間については過去3回の調査で、「4時間未満」が最も多かったものの、今回は「3時間未満」が54.8パーセントと最も多くなっています。

 また、休日の練習時間についても、前回、最も多かった「7時間以上」と答える割合が今回は20パーセントほど減少しています。

 「勝利」というひとつの目標を目指す球児たちですが、社会の変化とともに多様性を尊重する動きも広まりつつあります。

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