新型コロナの影響で中止になっていた大田原市の夏の風物詩「与一まつり」が４日から４年ぶりに開催されています。祭りの見どころとなる武者行列が ４年ぶりに盛大に行われました。
与一まつりは平安時代の源平屋島の戦いで舟の上の扇の的を射落としたとされる大田原市ゆかりの弓の名手那須与一をたたえる祭りです。
武者行列は午後５時ごろから始まり行列には那須与一の役を務めた大田原市出身で元ヤクルトスワローズ監督の真中満さんや与一の兄の十郎役に扮したＫ－１選手の蓮實光さん、それに地元の子どもたちなど合わせて約１２０人が参加しました。
真中さんと蓮實さんは伝説の場面の再現に向けて扇の的当てに挑戦しました。
沿道には大勢の見物客が詰めかけ写真を撮るなどして荘厳な時代絵巻を楽しんでいました。
与一役を務めた真中さんは４日、大田原ふるさと大使に委嘱されたほか、母校の文星芸術大学附属高校が甲子園に出場していることから、これを機会に地元が盛り上がり、ふるさとの人たちに恩返しができればと話しています。
