北上・みちのく芸能まつり開幕 4年ぶり通常開催、6日まで

そろいの長ばんてんをまとい、笑顔で踊る市民パレード参加者

 第62回北上・みちのく芸能まつり(運営委主催)が4日、北上市で開幕した。新型コロナウイルス禍による中止や規模縮小を経て、4年ぶりの通常開催。6日までの3日間、市内各地で多様な民俗芸能公演が繰り広げられ、まちは笑顔と熱気に包まれる。

 主会場となる同市大通りのおまつり広場に浴衣姿の親子連れらが集い、子どもらによる和太鼓公演でスタート。北上・上野中原頭(げんとう)太鼓部(部員19人)は1~3年生16人が力強い音を響かせ、高谷怜那部長(3年)は「緊張したが、今までで一番いい演奏をできてうれしかった」とはにかんだ。

 続く市民パレードには市内の22団体、約1170人が参加。「北上おでんせ」と2022年に28年ぶりに復活した「小鳥崎さんさ踊り」を笑顔で披露した。

 

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