カンセロは今季もシティに居場所なし? バルサが獲得希望も、再びサウジアラビアに流出か?

[写真:©︎CWS Brains, LTD.]

マンチェスター・シティのポルトガル代表DFジョアン・カンセロ(29)だが、去就が混沌としてきているようだ。

ベンフィカやバレンシア、インテルでプレーしたカンセロは、2019年8月にユベントスからシティに完全移籍で加入する。

加入以降、ジョゼップ・グアルディオラ監督の下で重要な役割を担い、右サイドバックを主戦場に左サイドバックでもプレー。“カンセロロール”と呼ばれる中盤に入ってボールを受ける独特のプレースタイルでチームを支えてきた。

しかし、2022-23シーズンはプレー時間が減少。グアルディオラ監督との関係が悪化したとも言われた中、1月にバイエルンへとレンタル移籍を果たす。

バイエルンは買い取りを検討したものの、財政的な問題もあり断念。シティへと戻りプレシーズンを過ごしていたカンセロは、ジャパンツアーでも横浜F・マリノス戦、古巣のバイエルン戦に出場していた。

ただ、シティに戻っても自身の立場は変わっていない状況。グアルディオラ監督の計画にはもう入っていないとされ、「彼は望むところならどこにでもいくことができる。ユナイテッドにさえね」と、移籍はいつでも容認することを語っていた。

そのカンセロに興味を持っているのはバルセロナ。スペイン『アス』はフランス代表FWウスマーヌ・デンベレがパリ・サンジェルマン(PSG)に移籍することが決まったことで、チャビ・エルナンデス監督の希望はさらに高まると報道。ただ、問題も生じているとした。

カンセロには、サウジアラビアからオファーが来ているとのこと。一方で、バルセロナから具体的なオファーは何もないとされており、慢性的な財政難のバルセロナはカンセロに手が出せないものと見られている。

再びサウジアラビアに選手が流出するのか。それとも、別のクラブが獲得するのか。開幕が近づく中で、カンセロの去就にも注目が集まる。

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